2月28日の新規設定・運用開始へ
T&Dアセットマネジメント株式会社は、新規ファンドとして「T&D米国株投信(北米通貨投資型)1302」を設定する方針であることが分かった。2月1日、同社より有価証券届出書が提出されている。
販売会社は野村證券株式会社で、申込期間は2013年2月18日から2013年2月27日までとなる。2000億円を上限に募集され、2013年2月28日の設定、運用開始を予定している。
円建ての短期公社債等短期有価証券に投資
ファンドは、円建ての短期公社債等の短期有価証券等を主要投資対象とし、米国の株価指数先物取引を主要取引対象とする。当面は、主にNASDAQ-100指数を対象とした先物取引を利用する予定という。また、外国為替予約取引等を積極的に活用するものとしている。
運用にあたっては、円建ての短期公社債等の短期有価証券を中心に、コール・ローン等にも投資、また米国の株価指数先物取引の買建てを行うとする。この買建て額は、原則として信託財産の純資産総額とほぼ同額程度となるように調整を行っていくそうだ。
ここでの北米通貨とは、米ドル、カナダドル、メキシコペソの概ね等分の組み合わせをいうものとし、円建て資産に対し、原則円売り米ドル買い、円売りカナダドル買い、および円売りメキシコペソ買いの為替取引を行って、各通貨への投資効果を追求する。それぞれの通貨の買予約額は、基本的に概ね等金額となるようにする。外国為替予約取引等の買予約の合計額の信託財産純資産総額に対する比率は、原則として100%以内とし、高位を維持するとしている。
なお、基準価額が12000円以上となった場合には、短期有価証券、短期金融商品等の安定資産による安定運用に切り替える。基本的には、この切り替え後繰上償還を実施する。ただし、基準価額が12000円以上となってから満期償還日までの期間が1カ月以下の場合には、繰上償還を行わない場合がある。決算は年1回で、その際に原則収益分配を行う。
T&Dアセットマネジメント
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