2ファンドの届出を完了
新光投信株式会社は9日、新規ファンドとして「世界高配当株セレクト(目標払出し型)」と「バンクローン・ファンド(ヘッジなし)/(ヘッジあり)」の2本の届出を行ったことを発表した。いずれも当初募集期間は2012年11月26日から2012年12月14日までで、信託設定日は12月17日を予定する。
「世界高配当株セレクト(目標払出し型)」は為替ヘッジの有無、および決算頻度の違いにより4つのコースが設定されている。「毎月決算・為替ヘッジなし」「年2回決算・為替ヘッジなし」「毎月決算・為替ヘッジあり」「年2回決算・為替ヘッジあり」の4つだ。各コース間におけるスイッチングも可能とする。
ファンドは、日本を含む世界の高配当株投資戦略の運用成果を反映するクロッキー高配当世界株価指数から得られる総合収益の獲得を目指し、世界の高配当株への実質的投資を行う。
ケイマン諸島籍の外国投資信託と国内投資信託「国内マネー・マザーファンド」を投資対象とするファンド・オブ・ファンズの形式で運用するもので、各外国投資信託は「シンコウ・グローバル・エクイティ・ファンド(アンヘッジド)高配当株戦略指数(円ベース)」「シンコウ・グローバル・エクイティ・ファンド(JPYヘッジド)高配当株戦略指数(円ヘッジ・ベース)に実質投資する。なお、外国投資信託の組入比率は、いずれも資金動向や市況動向などを勘案して決定し、原則として高位とすることを基本とするとしている。
目標払出し型であるため、投資損益の多少にかかわらず分配金として運用資産の払い出しが行われる。払い出し額の目標値が提示され、その値は定期的に見直しが行われるものとなる。
バンクローンへの実質投資を行うファンドも
一方「バンクローン・ファンド(ヘッジなし)/(ヘッジあり)」は、銀行などの金融機関が、事業拡大などのために資金調達を希望する企業などに対して行う融資であるバンクローンへの実質的な投資を行うファンドだ。バンクローンは、主として非投資適格(BB格相当以下)の格付けを有する企業へのローンのことを指す。
ファンドは、主に米国企業向けバンクローンへの実質的な投資を行って、高水準のインカムゲインの確保を目指し、運用していくという。ケイマン諸島籍の外国投資法人「イートン・バンス・インターナショナル(ケイマン・アイランズ)フローティング・レート・インカム・ポートフォリオ-クラスI3$シェアーズ」米ドル建て投資証券と、国内投資信託「日本短期公社債マザーファンド」受益証券を投資対象とするファンド・オブ・ファンズの形式で運用される。
為替ヘッジの有無で2つのファンドがあり、それぞれの間でのスイッチングも可能とする。原則毎月10日(休業日の場合は翌営業日)に決算を行い、収益分配を実施する。

新光投信 世界高配当株セレクト(目標払出し型)
http://www.shinkotoushin.co.jp/news/info_file/cn14279.pdf新光投信 バンクローン・ファンド(ヘッジなし)/(ヘッジあり)
http://www.shinkotoushin.co.jp/news/info_file/cn14261.pdf