大和証券、投資信託新商品「ダイワ米国高利回り不動産証券ファンド」の設定を発表
大和証券株式会は投資信託新商品「ダイワ米国高利回り不動産証券ファンド(追加型投信/海外/資産複合)」の設定を発表した。
「JPM米国高利回り不動産証券ファンドF」と「ダイワ・マネーストック・マザーファンド」を通して、米国の不動産ローン担保証券、円建ての債権に投資を行うファンド・オブ・ファンズ形式で運用が行われ、設定日は3月28日、決算日は毎年3月27日および9月27日(休業日の場合、翌営業日)となっている。
不動産ローン担保証券の実際の運用は、世界38カ国に拠点を持ち、高い運用実績を誇る「JPモルガン・アセット・マネジメント」グループの不動産専門運用チームが行う。
なお、このファンドの購入申込は平成25年9月26日までの間に限定して受付が行われる。
米国経済の良好な投資環境
実質的な投資対象である「不動産ローン担保証券」とは、不動産ローンの債権を担保として発行された証券のことを指し、このファンドでは、「CMBS(商業用不動産ローン担保証券)」と「モーゲージ・リート(住宅用を中心とした不動産ローン担保証券に投資するリート)」の2つに投資を行う。
組入比率は、原則として6:4とし、為替ヘッジが実施される。CMBSは利回りが高いことや、賃貸マンション、スーパー、オフィスビルなど、複数の商業用不動産ローンに投資を行うことによるリスク分散が可能である点などが特徴で、商業用不動産価格の上昇がCMBSの上昇要因となる。
モーゲージ・リートは、政府系金融機関に保証されている住宅用不動産担保証券に投資を行うもので、CMBSと同様に高い利回りやリスク分散が可能な点などが特徴となっている。
リーマンショック後、米国経済は先進国のなかでもいち早く回復し、企業活動の活発化に伴う商業用不動産の需要拡大が続いている。また、住宅ローン金利の低下・個人所得増加・不動産価格の下落などから、個人の住宅取得の動きが高まり、住宅用不動産価格の上昇も期待されている。
米国経済のこうした状況は、CMBSおよびモーゲージ・リート両方にとって良好な投資環境とされている。

大和証券株式会ホームページ
http://www.daiwa.jp/products/fund/jp_us/index.html