効率的ヘッジ外債ファンド登場
日興アセットマネジメント株式会社は、横浜銀行の専用ファンドとして「はまぎん高格付国債ファンド(為替ヘッジ70)<愛称:オールラウンダー>」を新規に設定する方針であると明らかにした。11月26日より横浜銀行にて募集を開始し、12月10日の設定・運用開始を予定する。
同ファンドは「オールラウンダー」の愛称が示す通り、さまざまな市況環境での着実なパフォーマンス追及を目指し、投資家の資産運用における中核的ファンドとなることをコンセプトとして運用していくとしている。
具体的には、世界の高格付国への国債等へ投資し、利子収益および債券や為替の値上がり益の獲得を目指していく。また、対円での為替ヘッジ比率を効率的に配分することで、為替変動リスクの低減を図りながら、利子収益の確保と為替差益の獲得を目指すという。
(お知らせより参考資料図)
信用力の高い安定資源国へ分散投資
主に債務返済能力が高く、信用性の高いAAA格の格付を有し、資源の輸出国で経済に安定感のあるカナダ、ノルウェー、オーストラリアの国債等に分散投資していくとする。これら3国はAAA格の国の中でも比較的高い金利水準にあるほか、それぞれの通貨であるカナダドル、ノルウェークローネ、オーストラリアドルは、資源国通貨としての成長期待や利回り面での魅力を背景に、世界経済の回復局面において、対円で上昇しやすい傾向がみられているそうだ。
また、為替ヘッジではあり・なしの双方のメリットを活かせる効率的な配分運用を目指し、原則としてファンドの純資産の70%を目標に対円為替ヘッジを実施し、為替変動リスクの低減を目指しつつ、30%程度は為替ヘッジなしとし、為替変動の影響を直接受けることで、円安時の為替差益獲得を目指すものとする。
決算日は毎月1日(休業日の場合は翌営業日)とし、毎決算時に原則として収益分配を行う。ただし分配対象額が少額の場合には実施しないこともある。信託期間は2022年11月1日までを予定している。
日興アセットマネジメントでは、同ファンドをリスクを極力抑えて、安定的な収益の積み上げを目指す「スローファンド」と位置付け、世界経済や為替市場の変動に左右されにくく、安定したリターンの獲得が目指せる商品となるよう努めるとしている。

日興アセットマネジメント お知らせ
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