景気は回復！？「９月金融経済月報」が発表

２０１０年９月８日、日本銀行（以下日銀とする）が、金融経済月報（２０１０年９月）を公表しました。

（画像は日本銀行ＨＰトップページ）

日銀は、２０１０年９月の金融経済月報において、現状の景気について、「我が国の景気は、緩やかに回復しつつある。」との判断を示しました。また、先行きの景気については、「景気は改善の動きが一時的に弱まるものの、緩やかに回復していくと考えられる。」との判断を示しました。

今回、注目すべきは、日銀が現状の景気や先行きの景気について、前月（２０１０年８月）の金融経済月報での判断と比べ下方修正を行った点です。

そして、特に注目すべき点としては、現状の景気判断において、「海外経済の改善を起点として」との文言が消えたことです。アメリカの景気減速懸念が浮上したことなどが背景とみられます。

現在、円高や株安が進行する中、日銀は、日銀による国債購入などの更なる金融緩和の政策が期待されています。今後の日銀には、景気判断を上方修正するような円高阻止策が求められます。



日本銀行
http://www.boj.or.jp/
２０１０年９月・金融経済月報（日本銀行内ＨＰ　ＰＤＦファイル）
http://www.boj.or.jp/type/release/teiki/gp/gp1009.pdf

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