スパークス・アセット・マネジメント株式会社は、投資信託利用者の意識や投資の実態について探るため、2月28日~3月1日の2日間、全国の20~79歳の投資信託利用者を対象に、「投資信託利用者実態調査2023」をインターネットリサーチにより実施し、1,000名の有効サンプルを集計した。
投資信託の経験年数「1年~3年未満」が25%、70代では「10年~20年未満」が40%
全国の20~79歳の投資信託利用者1,000名(全回答者)に、投資信託の利用実態について質問した。
はじめに、投資信託の経験年数を聞いたところ、「1年~3年未満」(24.7%)が最も高くなり、次いで、「10年~20年未満」(18.9%)、「5年~10年未満」(18.0%)、「3年~5年未満」(16.9%)となった。
年代別にみると、50代から70代では「10年~20年未満」(50代21.4%、60代28.9%、70代40.4%)が最も高くなった。
また、全回答者(1,000名)に、保有資産(自宅を除く)において投資信託が占める割合を聞いたところ、「10%未満」(28.2%)が最も高くなり、次いで、「10%~20%未満」(19.3%)、「20%~30%未満」(13.2%)、「30%~40%未満」(9.2%)となった。
投資信託の経験年数別にみると、経験年数1年未満の人では「10%未満」(48.4%)が最多となり半数近くを占めた。他方、経験年数10年以上の人では、「10%~20%未満」(22.9%)が最多となった。
全回答者(1,000名)に、投資信託にどのようなメリットを感じているか聞いたところ、「リスクを分散させられる」(49.2%)が最も高くなった。
スパークス・アセット・マネジメントは、「分散投資でリスクを抑えられる点をメリットと感じている人が多いようです」とコメントいている。
次いで高くなったのは、「少額から利用できる」(46.6%)、「投資に詳しくなくても利用できる」(35.6%)、「投資のプロフェッショナルに運用を任せられる」(30.4%)、「種類・タイプが豊富にある」(24.4%)だった。
男女・年代別にみると、20代男性と20代・30代・40代女性では、「少額から利用できる」(20代男性51.8%、20代女性56.6%、30代女性55.4%、40代女性48.8%)が1位だった。また、70代女性では、「投資に詳しくなくても利用できる」「リスクを分散させられる」が同率(48.2%)で1位となった。