モーニングスター社ランキング発表
総合金融情報を発信するモーニングスター社が6日、先月10月における国内追加型株式投信の純資産増加額月間ランキングを発表した。
それによると、トップはフィデリティ投信の「フィデリティ・USリートB(為替ヘッジなし)」で445億円の増加となっている。次いで第2位となったのは、国際投信投資顧問の「エマージングソブリン(毎月決算型)ヘッジ」で264億円の増加、第3位は、T&Dアセットマネジメントの「米国リート・プレミアムファンド(毎月分配型)通貨プレミアム・コース」で257億円の増加となった。
(1位ファンド交付目論見書より参考画像)
特出するカテゴリー無し、資金分散化傾向
このほかのランキング上位をみると、ブラジルの債券ファンドやオーストラリアの高配当株式ファンド、新興国ハイイールド債券ファンドなど、さまざまなカテゴリーのファンドがランクインしている。
トップ3では、10月後半の米国住宅関連の経済指標が好調だったことなどをうけた米国REIT市場の上昇を受け、米国REIT関連ファンドが2本を占める結果となったが、全体を通してみると、特出して集中しているカテゴリーはなく、さまざまなファンドに資金が分散されている状況がうかがえるものとなった。
なお今回1位となった「フィデリティ・USリートB(為替ヘッジなし)」は、ファンドオブファンズ方式をとるファンドで、米国REITを主な投資対象とし、長期的に潜在成長性の高いREITを選定、セクターや地域配分の分散などを考慮して、ポートフォリオを構築し、運用されている。
モーニングスター 該当記事
http://www.morningstar.co.jp/msnews/フィデリティ・USリートファンド ファンド情報
http://www.fidelity.co.jp/fij/fund/usr_1.html